大会長の挨拶


 日本臨床動作学会第26回学術大会ならびに第34回学会主催研修会は、跡見学園女子大学文京キャンパスでの開催となりました。会場は東京都文京区茗荷谷駅から徒歩2分の都心で、非常にアクセスのよい開催地です。羽田空港から1時間強、JR東京駅から18分です。

 さて、臨床動作法は成瀬悟策先生により脳性まひなどの障がい児者の支援法として開発されました。さらに、半世紀にわたり支援の対象を広げ、医療、学校教育、司法矯正、福祉、スポーツ、災害支援等、様々な分野で適用されるようになり効果をあげてきました。

 ご存知のように、公認心理師法が成立し、2017年に大学・大学院のカリキュラムも決まりました。その分野は、保健・医療、教育、福祉、司法・犯罪、産業・労働の5分野となっています。この産業・労働分野では、2015年にストレスチェック制度が義務化されるなど、他の分野同様、大きな変化が起きています。

 そこで、本大会のテーマは「働く人のための臨床動作法」と致しました。初日の「対談」では、2017年度日本産業精神保健学会第24回大会(杏林大学)の準備委員長 松井知子先生と、本学会理事長 鶴光代先生にご登壇頂き、産業臨床での動作法の活用、役割について熱く語って頂きます。2日目の大会シンポジウムでも、産業領域最前線で活躍されている先生方にご登壇頂き、フロアーの参加者の先生方と議論を深めていきます。

 開催日は11月2日(金)~4日(日)です。秋の大型連休です。東京ではこの頃、日比谷公園では、菊、秋のバラが見頃です。

 秋の空を眺めながら、大都会東京で、動作法の未来を語り合いましょう。

 スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ちしています。

 

 

第26回学術大会・第34回学会主催研修会実行委員会

実行委員長 宮崎 圭子

 

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